ベビーベッドを買ったのに寝てくれない。うちも同じでした。やったことは2つだけで、夜からいきなりベビーベッドで寝かせて、泣き始めたらその日は添い寝に戻す。昼寝からの練習はしていません。それでほぼ移行できましたが、今でも週に数回は添い寝に戻ります。うまくいった理由は、たぶん技術ではありませんでした。
そもそもベビーベッドが必要かどうかから迷っている方は、ベビーベッドはいらない?の記事を先に読んでいただくほうが早いかもしれません。この記事は「使うと決めたあと、どうやって移行したか」の話です。
先に結論:うちがやったのは「いきなり試す」と「粘らない」だけ
うちがやったことと、その結果
① 昼寝の練習はせず、夜からいきなりベビーベッドで寝かせた
② 寝ずに泣き始めたら、その日は添い寝に戻した(粘らない)
③ 2〜3週間でだいたい寝るようになった。ただし今も週に数回は添い寝になる
順番に説明する前に、正直なところを先に書いておきます。
下の子は、生後1ヶ月頃からコアラマットレスで添い寝をしていました。いろいろ試したなかで、これが一番寝たからです。そのあたりの経緯はコアラマットレスの記事に書いています。つまりうちは「添い寝のほうが寝る」と分かったうえで、ベビーベッドに移そうとしていました。
だから移行は、寝かしつけの技術を上げる作業ではありませんでした。どちらかというと、うまくいかない日をどう扱うかを決める作業だったと思います。
うまくいったコツがあるとすれば、たぶん「やめどきを決めていた」ことです。
寝かしつけの方法そのものは、途中で何も変えていません。変えたのは、寝なかったときにどうするかだけでした。
夜からいきなり試しました(昼寝の練習はしていません)
移行のやり方を調べると、「まずは昼寝からベビーベッドに慣らして、慣れてきたら夜も」という段階的な方法が出てきます。
うちはそれをやっていません。
当時は「今日から夜はベビーベッドにしよう」と決めて、その日の夜からいきなり寝かせました。段階を踏む方法を検討したうえで見送った、というわけでもありません。
結果だけ言うと、段階を踏まなくても移行はできました(うちの場合は)。
これは「昼寝から慣らす必要はない」という話ではありません。うちが試していないだけで、段階的にやったほうがスムーズなご家庭もきっとあると思います。ただ、準備が整うのを待たずに始めても、うちの場合は進まなくなることはありませんでした。
もうひとつ、いきなり夜から始めてよかったと思っている点があります。昼寝で練習していたら、たぶん「昼はできるのに夜はできない」という悩みが増えていました。 比べる対象がないぶん、単純に「今日は寝た」「今日は寝なかった」だけで済んでいたのは、気持ちの面で楽でした。
それに、昼寝と夜とでは、そもそも部屋の明るさも生活音も違います。昼寝でうまくいったからといって夜も同じようにいくとは限らないですし、逆に昼寝でうまくいかなかったからといって夜がダメとも限りません。だとすれば、本番である夜から始めても、そんなに変な話ではないのかなと今は思っています。
なお、そもそもうちがベビーベッドへ移そうと思ったきっかけは、消費者庁や厚生労働省の注意喚起を知ったことでした。添い寝のほうが寝るのは分かっていたのに、それでも移そうと思ったのはそのためです。このあたりの経緯はベビーベッドはいらない?の記事に詳しく書いています。
ベッドインベッドの使い方を、うちは間違えていました
ここは、書くかどうか迷ったところです。
移行を始めたときから、うちはベビーベッドの柵の内側に、ネオママイズムのベッドインベッドを置いて、その中に寝かせていました。
この記事を書くにあたって、メーカーの公式サイトを確認したところ、この使い方は明確に「できません」と書かれていました。
注意 ネオママイズムの公式サイトには、次のように記載されています(2026年8月時点)。「柵とベッドインベッドの間に赤ちゃんが挟まってしまう危険があるため、ベビーベッドなどの囲いのある物の中に入れての使用はできません。」うちはこの記載に反する使い方をしていました。真似をしないでください。お使いの製品の説明書と公式サイトを必ず確認してください。
正直に言うと、確認していませんでした。手元にあるものを組み合わせただけで、その組み合わせがメーカーの想定内かどうかを、一度も調べていなかったのです。
単体の使い方が合っていても、「AとBを一緒に使ってよいか」はまったく別の質問だったのに、そこを質問として立てていませんでした。
禁止されていたのは、柵などで囲われたものの中に入れることでした。ベビーベッドはまさにそれです。なお、使ってよいとされている置き方についても、月齢や転落への注意が別に書かれています。「これはダメ」の裏返しが「あれなら安全」とは限らないので、詳しくはお使いの製品の公式情報をご確認ください。
うちがそうしていたことについて、今から言えることはあまりありません。何事もなかったのは結果論で、「うちは大丈夫だった」と書くつもりはないです。
今はベッドインベッドを使っていません。 成長して、ベビーベッドにそのまま寝るようになったからです。移行が一段進んだ、という感じでした。結果的に公式の想定どおりの形に落ち着いたわけですが、そうなったのは意図してではなく、たまたまです。知っていたら、成長を待たずにやめるべきでした。

ついでに、同じ公式サイトを読んでいて気づいたことをもうひとつ。大人の掛け布団をかけることも「危険ですので」と止められていました。 うちは掛け布団をほとんど使わずスリーパーを着せていたので、こちらはたまたま合っていたのですが、これも調べて初めて「合っていた」と分かった類の話です。
もし今、同じ組み合わせを考えている方がいたら、買う前でも買ったあとでもいいので、両方の製品の説明書と公式サイトを先に読んでください。 うちのように「手元にあるものを組み合わせる」場面は、たぶん誰にでも来ます。ベッドインベッド単体をどう使っていたかは別の記事に書いていますので、そちらもあわせて確認していただければと思います。
泣いたら添い寝に戻す。うちの夜の順番
移行がすんなりいったかというと、まったくそんなことはありませんでした。
ベビーベッドに寝かせて、しばらくして泣き始める。そのときにどうするかを、うちは最初から決めていました。順番に試して、全部ダメなら添い寝に切り替える、というだけのものです。
うちの夜の順番は、こうでした。
まずミルク。次におむつ。それでもダメならおしゃぶり。下の子はおしゃぶりで落ち着いてくれることが多かったです。
そして、この3つで全部ダメだったら添い寝にします。ここで粘りませんでした。
添い寝といっても場所を変えるだけで、ベビーベッドの隣にあるパパのセミダブルに移して、一緒に寝ています。
ここは正直に書いておきます。それは、うちがベビーベッドへ移そうと思ったきっかけそのもの、つまり「大人用ベッドで寝かせない」という注意喚起と、真っ向からぶつかる形です。 安全を考えて移行を始めたのに、うまくいかない日は元の形に戻っている。週に数回、うちはこの矛盾を抱えたままです。
解決策は持っていません。「こうすればいい」と書けることがないので、事実だけ書きました。
この順番自体は、特別なものではないと思います。大事だったのは順番の中身より、「ここまでやってダメなら終わり」という終点を先に決めていたことでした。終点が決まっていないと、泣いている子を前にして「もう少し」「あと5分」がどこまでも続きます。
粘らないと決めていたのは、正直に言えば親のためです。 子どものためというより、翌日にダメージを残さないため、という感覚のほうが近いです。どれくらい粘っていたかというと、時計で測っていたわけではないので正確ではないのですが、体感で20分くらいだったと思います。粘って粘って親のほうが先にくたびれるより、ダメなら切り替えたほうが、次の日もまた試せます。移行は1日で終わる作業ではないので、続けられる形にしておくことのほうが大事でした。
何時に寝て、夜中に何回起きたかは、ぴよログで記録していました。記録があると「昨日はひどかったけど、先週よりは減っているな」というのが分かります。うまくいっているかどうかを、その日の出来ではなく週単位で見られるのは大きかったです。感覚だけで判断していたら、たぶんもっと早く心が折れていました。
なお、寝室の温度まわりでやっていることは赤ちゃんの寝室の暑さ対策に書いています。
注意 消費者庁は「0〜1歳児は、大人用ベッドに寝かせるのではなく、できるだけベビーベッドに寝かせましょう」「ベビーベッドは、常に柵を上げて使用し、収納扉がロックされていることを必ず確認しましょう」と注意喚起しています(2026年8月時点)。この記事に書いた移行の経緯は、わが家一組の体験であり、どのご家庭にも当てはまる推奨ではありません。月齢や体格によっても状況は変わります。お子さんの寝かせ方で気になることがある場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。
いま週に数回は添い寝です(「完全に移行できた」とは言えません)
現在の状況を正直に書きます。
始めてから2〜3週間ほどで、「だいたいベビーベッドで寝るようになった」という状態になりました。ここは思っていたより早かったです。
ただ、そこから先が長いというのが実感です。基本の寝場所はベビーベッドになりました。ただ、隣のベッドでの添い寝に切り替わる日が、いまも週に数回あります。 毎晩ベビーベッドで朝まで、とはいきません。
だから自己評価は「ほぼ移行できている」です。「移行に成功しました」とは言わないようにしています。この記事を「うちはこうしてうまくいきました」でまとめてしまうと、たぶん嘘になるからです。
それでも、基本の寝場所がベビーベッドになっただけで、親の側の安心感はだいぶ違いました。完璧を目指さなくても、得られるものはありました。
そしてこれは移行を始めてから気づいたことなのですが、「今日は添い寝だった」を失敗と数えなくなってから、だいぶ気持ちが楽になりました。 移行を「できた・できない」で見ていたころは、添い寝に戻るたびに振り出しに戻された気がしていました。今は「今週は何回だったな」くらいの見方をしています。同じ状況でも、どう数えるかで疲れ方がかなり違います。
もし今まさに移行の途中で、うまくいかない日が続いている方がいたら、戻る日があっていいと思っていただければと思います。うちも今なおこの状態です。行ったり来たりしながら、少しずつベビーベッドの日が増えていく、というのが実際のところでした。
家族4人の寝室をどう組んでいるかは、寝室づくりの記事にまとめています。
そもそも添い寝はいつまで続けるものなのか、我が家は「◯歳まで」という期限を決めていません。上の子(3歳)とはいまも添い寝を続けていて、その考え方と実際の記録は添い寝はいつまで?の記事に書いています。
1人目のときは移行できませんでした(違いは技術ではありませんでした)
ここまで読んで「そういうものか」と思っていただけたなら、最後に正直な話を書きます。
上の子のときは、移行できませんでした。
ベビーベッドは用意していたのですが、添い寝の時間がだんだん長くなって、使用頻度が減って、いつの間にか使わなくなっていました。「今日で卒業」と決めた日はありません。気づいたら終わっていた、という感じです。
同じ親が、同じようにやって、片方はできて片方はできなかった。その違いは、たぶん技術ではありませんでした。
| 1人目のとき | 2人目のとき | |
|---|---|---|
| 移行の結果 | できなかった(自然にフェードアウト) | ほぼ移行できた(週に数回は添い寝) |
| 寝かしつけ | 抱っこで寝かせてから、ベッドに置いていた | ほとんど抱っこせず、置いて寝かせた |
| 親の状態 | 初めての育児で、慣れていなかった | 2回目で、落ち着いて対応できた |
| 生活の状況 | — | 育休中で、寝不足でも問題なかった |
| 子どもの寝つき | かなり悪かった | 1人目ほどではなかった |
ひとつめは、親が慣れていたこと。 泣かれても「そういうものだ」と思えるかどうかは、けっこう大きかったです。1人目のときは、泣かれるたびに何か間違えている気がしていました。同じ夜泣きでも、原因が自分にあると思いながら過ごす夜と、そういうものだと思って過ごす夜とでは、翌朝の残り方が違います。
その「慣れ」の中身を、ひとつだけ具体的に書きます。寝かしつけのやり方が変わりました。
1人目のときは、抱っこで寝かしつけてから、そっとベッドに置くものだと思っていました。2人目では、ほとんど抱っこで寝かしつけていません。ミルクを飲ませて眠くなってきたら置く。あるいは、置いておくと勝手に寝ている。やっているのはそれだけです。
抱っこで寝かしつけてから置こうとすると、置いた瞬間に起きることがあります。 1人目のときは、そこで何度もやり直していました。2人目でそれをしなかったのは、うまい方法を見つけたからではなく、「抱っこで寝かせてから置くものだ」と思わなくなっていたからだと思います。
念のため書いておくと、抱っこで寝かしつけるのが悪い、という話ではありません。うちの1人目はそれで寝ていましたし、そうしないと寝ないお子さんもいると思います。うちは2人目でしなかった、というだけの話です。
ふたつめは、育休中だったこと。 これが正直いちばん大きかったと思っています。夜に何度起きても、翌日の仕事に影響しない。だから「もう1回試してみるか」ができました。もし復帰後だったら、たぶん早々に添い寝に切り替えていたと思います。断言はできませんが、そう思います。
このふたつは、どちらもあとから頑張って手に入れられるものではありません。 上の子のときに戻って「もっと落ち着いて対応しよう」と思ってもできませんし、育休を取れるかどうかは家庭ごとの事情です。
つまりうちの移行がうまくいったのは、やり方がよかったからというより、条件がそろっていたからです。この記事を「コツ」の記事として書かなかったのは、そのためです。もし今うまくいっていない方がいても、それはやり方の問題ではないかもしれません。
逆の見方をすると、条件が整わないうちは無理に移行しなくてもいい、とも言えます。うちは1人目のときに移行できませんでしたが、そのことで困ったかというと、正直そこまでではありませんでした。上の子の寝方の話はベッドか布団かの記事にも書いています。
もうひとつ、これは完全に振り返っての推測なのですが、上の子は今思えばミルクの量が足りていなかったのかもしれません。 下の子で「おなかが満たされていると寝る」というのが分かってから、そう感じるようになりました。ただこれは当時のことを思い返しての感覚で、根拠のある話ではありません。ミルクの量については自己判断せず、かかりつけの小児科医や助産師さんにご相談ください。
まとめ:やめどきを決めておくと、続けられました
この記事でお伝えしたかったこと
① 夜からいきなり試しました(うちの場合は。昼寝の練習はしていません)
② 粘らずに添い寝へ戻すと決めておくと、翌日もまた試せます
③ うまくいった理由は技術ではなく、親の慣れと育休という条件でした
移行のやり方そのものは、驚くほど単純でした。夜からいきなり試して、ダメなら戻す。これだけです。
書き終えて思うのは、この記事で言えることが思ったより少なかった、ということです。うまくいった理由の大半が親の慣れと育休だったので、方法として人にお渡しできる部分がほとんど残りませんでした。それでも書いたのは、「うまくいかないのは、やり方が悪いからとは限らない」というのは、当時の自分がいちばん聞きたかった話だったからです。
たぶん効いていたのは、方法そのものではなく、うまくいかない日の扱いを先に決めていたことでした。
そして、途中で書いたベッドインベッドの件のように、手元にあるものを組み合わせるときは、その組み合わせが想定されているかを先に確認する。これは今回いちばん反省したところなので、最後にもう一度だけ書いておきます。
寝室まわりの記事は他にもあります。家族4人の寝室をどう組んだかは寝室づくりの記事、大人のベッドを2台並べた話はセミダブル2台の記事、ベッドの段差や隙間の対策は段差・隙間の記事、下の子が一番寝たマットレスの話はコアラマットレスの記事に書いています。



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